還暦ダイアリー

いつの間にか還暦に。されどまだ還暦、人生カウントダウン始まらず

演奏会【NHK交響楽団、ファビオ・ルイージのローマ三部作】

演奏会の記録を書き残しています

 NHK交響楽団第2010回 定期公演
 2024年5月12日(日)NHKホール
 指揮 ファビオ・ルイージ
 プログラム
  パンフィリ:『戦いに生きて』(日本初演)
  レスピーギ交響詩『ローマの松』
  レスピーギ交響詩『ローマの噴水』
  レスピーギ交響詩『ローマの祭り』

パンフィリ:『戦いに生きて』(日本初演)

作曲者も会場にいた(三階席からは見えず)現代音楽新作の日本初演です・・が、まず、パンフレットの曲目解説に書かれていた以下の内容が理解できず。

『パンフィリ自身はこの曲を、ベートーヴェンヴェルディを結ぶ「戦い」をイメージして作曲している。すなわち習慣やマンネリを打ち破り、新たな言語を開拓し、境界を押し広げる芸術家の内なる闘志である』

はて。ベートーヴェンヴェルディを結ぶ戦いって何だろう。音楽史における両者の功績はたいへん大きいものですが、慣習やマンネリを打破した天才はベートーヴェンヴェルディに限らずもっといると思う。それにアレコレやり尽くされた現代音楽において新たな言語の開拓とは?自分には難しすぎる。
曲は比較的調性的で聴きやすく、ダイナミズムもあって嫌いではない。でも先の解説文に惑わされたのか、戦いとはなんだと考えながら聴いていたら消化不良となりました。新たな言語にも聴こえず。

レスピーギ:ローマ三部作

ローマ三部作を一挙に聴ける機会って、自分に限れば今までなかったので、そこそこ楽しみに出かけました。
演奏は『ローマの松』『ローマの噴水』『ローマの祭り』の順。いつもなら大トリの『松』が前半にプログラムされている。それと『ローマの噴水』を生で聴くのは初めてだと思う。
ホールへ入ると、まずステージ奥に並んだアルプス交響曲に匹敵、いや凌駕したパーカッション群に目が行き、これらが鳴らされると思うとワクワクが止まらなくなる。

そして、期待を裏切らない堂々とした『松』、キラキラ感がまぶしい『噴水』と、いずれも好演でしたが、この日はラストに持ってきたことが自信の表れだと確信した『祭り』が良かった。無礼講ではっちゃけた祭りで、自分も含めて客席が沸くのは必定。

 

ここ数回のN響定期公演では、お隣の代々木公園野外ステージで何らかのフェスが催されており、たくさんの人出で賑わっています。この日はタイ・フェス。
N響公演も満席、野外フェスも大賑わいで、コロナ禍なんてあったのか、過剰な自粛は何だったのかと考えさせられます。

 

帰りは小田急代々木八幡駅から。駅横にある『駅弁ステーション』にて、発売されたばかりの『出世いなり』(代々木八幡宮のご利益にちなむ)を買う。

以上