還暦ダイアリー

いつの間にか還暦に。されどまだ還暦、人生カウントダウン始まらず

5月の演奏会から

5月の演奏会を振り返ります。すでに投稿しているものにはリンクを張っています。

N響ファビオ・ルイージのローマ三部作

井上道義と日本フィル最後の公演

新日本フィル、小泉マエストロ渾身のチャイコフスキー

新日本フィルハーモニー交響楽団 第656回定期演奏会

2024年5月19日 (日) 14:00 サントリーホール
 指揮:小泉和裕
 ベートーヴェン交響曲第8番ヘ長調作品93
 チャイコフスキー交響曲第4番ヘ短調作品36

エストロ小泉の若々しいお姿は変わりませんね。
経歴通り、音楽づくりはカラヤン仕込みなのでしょう。おそらく綿密なリハーサルで音楽が完成しており、本番ではそれを再現するだけ。忙しくキューを出したり大きく煽るようなこともない指揮はカラヤンそのもの。
それだけに刹那的ではない、じわりじわりと感動を積み上げながら最後に大団円へと導く、ある意味で計算された音楽なのかもしれません。ベートーヴェンチャイコフスキーも大変感銘いたしました。
良い演奏なのに、客席に空席が目立って勿体ない。

 

初カーチュンとなった日本フィルのチャイ5公演

日本フィルハーモニー交響楽団公演
2024年5月26日 (日) 14:00 サントリーホール
 指揮:カーチュン・ウォン

 ピアノ:小菅優
 ラフマニノフピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
 チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調作品64

何か意味があるのかはわかりませんが、毎年日本フィルはこの時期、サントリーホールでチャイ5を演奏します。こちらも友人を連れての3年連続参加。一昨年の西本智実、昨年の小林研一郎に続いて、今年はカーチュン・ウォンの登場です。
今期の春半期は日本フィルの横浜定期会員でもあるのに、これまで全く縁が無くて実は初カーチュンになります。
以前より神奈川フィルでの評判などは聞いてはいましたが、日本フィルが首席指揮者にアジア人を抜擢したとの報道に、日本フィルも思い切ったことをするものだと感じたわけですが、それからの活躍はそんな杞憂を一掃。
この日、ホールのお客さんが温かく、そして惜しみの無い喝采を送るのを見て、改めて良い人選だったと感心しております。
次回カーチュンは、6/2の坂本龍一プログラム。そして次々回は9月、定期新シーズン(東京)初日の、なんとブルックナー交響曲第9番だけという超自信満々さに驚かされる公演となります。ブルックナーの他の交響曲は長大なので一曲だけのことが多いですが、3楽章版での演奏と予告されているので演奏時間は65分くらいとなります。(ただし、どこかでコールス改訂版という記述を見たような気がする)

最後になりましたが、この日の演奏について。
ラフマニノフは小菅さんの演奏をバックアップする範囲になりますが、それでも自在な解釈でオケを鳴らします。
そして後半のチャイコフスキーは第5交響曲は、解釈のリミットが無いような曲なので、最大限にご自分の流暢かつ多弁な音楽を構成してました。何回でも聴きたくなる演奏。録音していたようなのでCDで出るかな。買うよ。
大昔、コバケンのコブシの効いたチャイ5を日本フィルで初めて聴いた時の新鮮さを上回っていたと書けば伝わりますでしょうか。


また、先々週の日本フィル横浜公演に続き、この日もサントリーホール前には入場を待つ高校生さんたちが多数おりました。少し緊張します。
というのも、前回は日本フィルと井上道義さんの最終公演のショスタコーヴィチ・プログラムで、中学生たちの演奏会マナーがネット上で物議となったから。しかし、この日はネット上でも全くそういう話は聞こえず、とても良い学校だったようです。
むしろ一部の大人の無遠慮な咳マナーが酷かった。確か、第4楽章コーダへ入る前のゲネラル・パウゼで咳をしていなかったか?

それと美人で目立っていたヴィオラの首席奏者は、新日本フィルの首席だった中恵菜さんのように見えた。そういえば春からの新日本フィルの公演でお見掛けしないので、帰ってからHPの団員名簿を確認したらお名前がなかった。
新日本フィルが演奏した2月の国技館5000人の第九では確かに演奏されていたので、シーズン変わりで退団されてソロ活動に専念されたのかもしれません。

 

以上