日記【生成AI初心者のギャラリー:Tシャツをデザインしてみる】
生成AI初心者です。懲りずにまだやってます。
しばらく習作としてこのブログにだらだらと投稿してましたが、何か目的意識を持とうと、Tシャツのデザインとして描画してみました。AI以前の時代に手書きイラストでTシャツをつくっていた頃は、一枚に1~2か月とか平気でかかってましたが、今は早い早い。隔世の感があります。
何年か前からオリジナルTシャツのデザイン~販売サイトがいくつか出て来てます。デザインをアップロードすることで、そのままアパレルや小物に印刷した商品を販売でき、サイト側が集金、製造、出荷を担ってくれるので在庫を抱えたりとか出店料のリスクがいらないという大変良いシステム・・の筈でした。
しかし、売りたい、買いたいの需給バランスが圧倒的に売り過多となっているようで、全く実績を上げられないようです。もちろん買いたいデザインが無いという一番の問題があることは間違いありません。
売るためには有名人であるか、よほどのデザインセンス、販売の勘の良さがなければ無理というものです。この3月でユニクロさんがオリジナルを売るほうのサービスを停止するのも、そのような背景があろうと推測します。
しかし、前に投稿した楽譜の表紙などなかなか楽しく描けたので、だらだら目的もなく描いているよりはテーマを持って取り組めることから、注目されないだろう、売れないだろうという前提で損得抜きに・・と言いつつデザイン料を乗せてますが・・発表の場として生成AIによるTシャツのデザインをいくつか試してみました。テーマは音楽、絵画、ペットです。
ペットを別にすれば、いずれも実に地味なテーマなので、買い手がつかないのは重々承知しております。
(興味ないとは思いますが、最後の方に販売ページへのリンクを置いときました)
尚、全ての画像は縮小してJPEG化してあります。
- 『ブリューゲルの「バベルの塔」リスペクト』
- 『ラ・ボエーム』
- 『ヴォルフガングとコンスタンツェ』
- 『苦悩を突き抜け歓喜に至れ』
- 『苦悩を突き抜け歓喜に至れ』2
- 『睡蓮』
- 『怒りの日』(Dies Irae)
- 『モナ・リザの爆笑』
- 『ルノワールをリスペクト』
- 『音楽の父、バッハ』
- 『音楽の風景~ウィーン国立歌劇場』
- 『ジークフリートとブリュンヒルデ』
- 『穏やかな時間(マルチーズ)』
- 『マルチーズのエンブレム』
- 『豆柴のエンブレム』
- 『暗黒物質(dark_matter)の通販TOP』
『ブリューゲルの「バベルの塔」リスペクト』

むかし、ウィーンの美術史美術館に収蔵されている実物を見てから、この絵の虜になりました。特に、原画でごちゃごちゃと描かれている人、人、人。見ていて全く飽きません。かつてパリのオルセー美術館を一時間で観た(駆け抜けた)自分としては考えられぬ時間、この絵の前で立ち止まってました。このAIによるリスペクト画でも、そのあたりを理解しているかのように描いてくれています。・・一応、原画には重機やクレーン、ヘルメットの工夫は出てきません。
『ラ・ボエーム』

プッチーニの名作オペラ、『ラ・ボエーム』第1幕の重要なシーンです。冒頭からこの場面の直前まで、パリの安下宿に住む芸術家の卵たちが貧乏を謳歌するむさくるしい場面が続きますが、ここで一転、ろうそくの灯を借りにきたミミが登場して、2人の名アリアへとつながります。生成AIは何度再描画してもロドルフォの手に筆を持たせたり、要らない箇所にろうそくを立てたりするので、そのへんはあとから手修正しました。あと、全般に暗すぎてプリントした際に潰れるかもしれないので、ガンマ補正で中間の明るさを膨らませてあります。
『ヴォルフガングとコンスタンツェ』

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと、世界三大悪妻のひとりであるコンスタンツェをイラスト風に描きました。悪妻と呼ばれた背景はよくわかりませんが、モーツァルトの没後、彼女が直筆譜を手放さなかったとかそんな背景があって、あとから悪口のように言われたのかもしれません。真相はわかりませんが、二人にもこのイラストのような時期があったのではないかと推測いたします。
『苦悩を突き抜け歓喜に至れ』

『苦悩を突き抜け歓喜に至れ』2

上記2枚は、ベートーヴェンの名言を書いてあります。『苦悩から歓喜へ』、これはそのまま交響曲第5番『運命』、交響曲第9番『合唱つき』のテーマになっています。二枚目は爆笑シリーズ。
『睡蓮』

睡蓮といえば、クロード・モネの有名な連作絵画です。勝手に新たな登場人物を追加してしまいました。モネファンからは冒涜だと怒られそうです。以前の生成AIの投稿でも同じテーマで書きましたが、敢えてそこではクロード・モネスタイルというプロンプトを入れずに描いてます。
『怒りの日』(Dies Irae)

これも怒られそうだなー。いわゆるレクイエムの典礼に使われるディエス・イレです。書いてあるのは『怒りの日、その日は世界が灰燼に帰す日』。あくまで脳内イメージなのでご容赦ください。
『モナ・リザの爆笑』

モナ・リザの微笑み、にひっかけたジョークです。生成Iによる描画では妙に太って描かれたので左右を縮めてスリムにしました。爆笑シリーズ。
『ルノワールをリスペクト』

マドモワゼル・ユカタ。元ネタが伝わりますでしょうか。ルノワールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』です。紛らわしくなるので原画は載せてません。興味があれば検索していただきたい。
この原画のほうの少女は実在した8歳の娘さんということですが、ルノワールに依頼したダンヴェール氏はこの名作絵画が気に入らず、使用人の部屋に飾らせていたそうです。確かに、親の目線からすれば、若干8歳のこどもが妙に妖艶で、ぞくぞくっとする眼の表情で描かれていれば芸術性より憤怒が先に立つものなのかもしれません。しかし、ルノワールが描いた表情の筆致を真似ようにも全く実現できませんでした。この絵は虹彩あたりに後から多少手を入れています。
『音楽の父、バッハ』

『音楽の風景~ウィーン国立歌劇場』

『ジークフリートとブリュンヒルデ』

リヒャルト・ワーグナー畢生の大作、楽劇『ニーベルングの指環』の登場人物であるジークフリートのイメージというと、ワーグナーのオペラ上演でテノール歌手が衣装を着たイメージしかないわけですが、神話伝説の英雄ということを鑑みれば、こんなイメージかなとイラスト化してみました。
『穏やかな時間(マルチーズ)』

ここからペットアイテム。
オードリーですね。このほかにトイプードルもあり。他の犬種に展開予定。
『マルチーズのエンブレム』

『豆柴のエンブレム』

以上となります。
『暗黒物質(dark_matter)の通販TOP』
もし多少なりとご興味があれば出店品を覗いてみてください。二店舗あります。