令和、平成ではほぼ目にすることが無くなった昭和ワード、沢山ありすぎてそういうのを思い出すだけでブログを何本も書けそうですが、そんな昭和らしいワードのひとつに『映画スター』があります。
Wikipediaに『キネマ旬報20世紀の映画スター』という項目があり、読者選出の日本男優項のベスト10をピックアップしてみると以下の11名となります(9位は同率)。
1 三船敏郎
2 高倉健
3 真田広之
4 渥美清
5 森雅之
6 石原裕次郎
7 市川雷蔵
8 阪東妻三郎
9 笠智衆
萬屋錦之介(旧芸名:中村錦之助)
ビートたけし
この錚々たる顔ぶれに限るならば、自分は高倉健さん激推しなのですが、それはまた別の機会に書くとして、この一つ先の順位にこの方がいます。
12 松田優作
キネ旬のリストは20世紀を雑に括ったのでこういう順位になったわけですが、20世紀とか昭和とか言っても世代が分かれます。自分たちアラ還世代では市川雷蔵や阪妻の映画を観ることはまずありませんでしたし、森雅之とか知りません。
世代別に細かく票を分類するならば、あの80年代、角川映画全盛期を経てハリウッド映画『ブラック・レイン』が公開された頃まで、松田優作は映画スタートップに君臨していてもおかしくない圧倒的な存在感を放ってました。
そんな松田優作の角川映画が一挙リバイバル上映されます。作品は以下のとおり
【角川シネマコレクション 松田優作の狂気】
3月22日~4月4日:角川シネマ有楽町
『蘇える金狼 4Kデジタル修復版』(1979年)★初上映
『野獣死すべし』(1980年)
『人間の証明 4Kデジタル修復版』(1977年)
『探偵物語 4Kデジタル修復版』(1983年)
『嵐が丘』(1988年)
『ひとごろし』(1976年)
(公式ホームページにて上映日詳細、予告編等をご参照ください)
一番好きで、DVDも持ってて何回も観たのが『探偵物語』。女子大生役の薬師丸ひろ子さんに翻弄される、最も彼らしくない地味な探偵役がまた良かった。
時間とお金があれば全部を映画館で観たいのですが、一本だけ観に行くとしたら、『探偵物語』ではなく『蘇る金狼』でしょう。これも何度も観てますが、どうせスクリーンで観るのなら、やはり狂気がダダ洩れで、しかもカッコいい優作さんしかありません。
下記リンクはORICON NEWSの紹介記事です。