この曲が聴きたくて本日購入したチケットは、太田弦さんと東京交響楽団によるミューザ川崎公演。前半プロがライト・クラシック分野のキング、ルロイ・アンダーソンの秘曲であるピアノ協奏曲です。
ちなみに後半プロは東響コーラスまで交えた大掛かりなジョン・ウィリアムズのスターウォーズの音楽。こちらも楽しみ。
ルロイ・アンダーソン:ピアノ協奏曲ハ長調
スチュアート・グッドイヤー(P)
エリック・カンゼル/シンシナティ・ポップス管弦楽団(1993年録音)
ルロイ・アンダーソンといえば、『そり滑り』や『トランペット吹きの休日』、それに忘れてはならない『タイプライター』などが超有名です。個人的には、何の番組だったか、子供の頃に母親がかけていたラジオからいつも流れていた『ブルータンゴ』が好きなんです。
クラシックというより小品中心のポップミュージックの作曲家が残した、唯一?の大曲がこのピアノ協奏曲となります。この曲、なぜか作曲者本人が演奏をやめてしまい、ずっと埋もれたままになってましたが、作曲から36年後の1989年に蘇演されてから少しずつ認知されるようになっています。
全編がわかりやすく明るい曲調ですが、楽しげな彼の小品たちとは趣が異なり、音楽そのものはシリアス(本格的)です。大仰に始まる第1楽章から第2、第3楽章へ移るにつれ、ラテン調あり行進曲調あり、時にジャジーな、生き生きとした彼らしいピアノ協奏曲になっています。
別の演奏ですがYoutubeにありました。
Jeffrey Biegel with the Moravian College Orchestra conducted by Don Spieth.